塔ノ岳方面へ情報収集に行ってきました。
熊木沢出合から塔ノ岳までは、
秦野ビジターセンターの職員と一緒に歩きました。
ちなみに偶然にも同じ日に、西丹沢自然教室の職員は檜洞丸方面へ、
宮ヶ瀬ビジターセンター職員は丹沢山方面へ情報収集に行ったそうです。
熊木沢出合から尊仏ノ土平までは国有林治山運搬路を歩きます。
所々で崩落して土砂が道上に堆積しており、通行に注意が必要です。
尊仏ノ土平
広い河原になっています。塔ノ岳への登山道は対岸につながっています。
指導標
「川を渡って対岸へ」と書いてあります。迷わないように要確認!
対岸に渡ってしばらくは植林地の中を進みます。
このコースでは標高1000メートル付近からブナ林が広がります。
木々の葉がほんのり色づいてきました。ブナ林の紅葉の色づきが増すのは10月に入ってからになります。楽しみですね。
足元をのぞくとキノコにカビが!
キノコを分解するケカビの仲間のようです。ケカビの仲間は哺乳類の糞にも生えていました。森の分解者カビも活発に活動しているようです。
エビフライならぬモミフライ
リスかムササビがモミボックリを食べた痕です。アカマツのエビフライは度々見かけますが、モミのエビフライはなかなか目にする機会がありません。他にもヒノキの実を食べた痕もありました。この森の住人は珍味好きのようです。
色づきはじめたヤマボウシの葉とたくさんの実
ヤマボウシをはじめ、色々な木の実がなっていました。登山道上で出会った動物のウンチの中には、ヤマボウシ、サルナシ、ミズキなどの種子や皮が入っていました。実りの秋を動物たちも堪能しているようです。
ミズキの実をついばむゴジュウカラ
歩いている最中、ゴジュウカラやイカルの群れによく出会いました。
タテヤマギク
花期は8月頃からですが、まだ綺麗に咲いていました。
ハンカイシオガマ
シオガマギクの仲間です。丹沢のブナ帯で見ることが出来ます。
【補足】
*熊木沢出合から塔ノ岳までは登山者はまばらです。
熊木沢出合へと続く玄倉林道が長いので、日没が早まるこれからの季節は塔ノ岳山頂の山小屋に一泊なさると良いでしょう。
このコースを下りで利用する際には迷いやすい場所もあるのでご注意ください。
*気温が下がってきました。
歩いている時は良いですが、休憩時などは寒く感じるので防寒着を携行した方がいいでしょう。
秋の登山シーズンが始まります!
道迷いや事故などが起きやすくなります。
安全で楽しい登山を心掛けて、秋の丹沢をお楽しみください。!
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*秦野ビジターセンターの熊木沢出合~塔ノ岳~大倉情報は
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*西丹沢自然教室のツツジ新道~檜洞丸情報は
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*宮ヶ瀬ビジターセンターの堂平~丹沢山~不動ノ峰情報は
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